夢ゼミ 神戸大学大学院国際協力研究科修士課程2年生Tさん

神戸大学大学院国際協力研究科修士課程2年生Tさんの夢ゼミを開催しました。

高校(国際科)時代の英語の授業で世界の課題(貧困や紛争、環境)について学び、難民問題に衝撃を受け、自分の知識やスキルを、助けが必要な人のため発展途上国のために活かしたいと考えるようになったそうです。

国連ラオス事務所でプロジェクトに携わった経験から、ラオスの課題とともに、その魅力でである「日本では忘れられつつある心の豊かさ」にも触れました。そして「発展途上国の人々が本当に望む発展を現地の人たちと一緒に探し、考え、未来を創っていくこと」という自分の「夢」を語りました。

最後に、受講生の皆さんにお伝えしたい事として2つあげられました。

一つは、2019年4月の東京大学入学式での上野千鶴子教授の祝辞から「あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれない人々を貶めるためにではなく、そういう人々を助けるために使ってください。」との言葉。

もう一つは、今回の台風19号に触れたうえで、災害で水浸しになった道路で遊ぶラオスの子ども達の写真を見せ、災害に見舞われた、むしろそうした大変な時にこそ、自然に、ほがらかに、たくましく生きることの重要性を訴えて終わりました。

彼女は、早々と就職が内定しており、次はフランスにインターンに行くとのこと。夢の実現に向けて就職先の組織でも活躍され、その知識やスキルを助けが必要な人のために活かされることを期待しています!